TPP 離農に追い打ち 高松市農業委員 田井天久さん

香川県高松市の農業委員を務める田井天久(たかひさ)さん(76)は、「環太平洋連携協定(TPP)が現実になれば農家にとって打撃だ」と懸念します。参院選では野党統一候補のうち唯一の日本共産党公認、たなべ健一候補を応援しています。

 

1996年に郵便局を退職して以来、コメ専業農家。自身の田が「献穀田」に選ばれ、とれたコメを伊勢神宮や県内の神社に奉納したこともあります。

 

農業委員に就任して約5年。「農地を住宅地などに変える『農地転用』の手続きが毎月数十件ある。就任当初の倍ぐらいの印象だ。農地縮小と離農が止まらない」と語ります。

 

農家の高齢化を背景に、子ども世代が農業を継がずに農地を処分するケースや、耕作放棄地となって雑草が茂り、害虫被害の苦情が出る例などが後を絶たないといいます。

 

「TPPはこの状況に追い打ちをかける。農業を収入の柱にしているところほど、大きく響くだろう」

 

農業だけでなく、戦争法の問題でも安倍政権の手法に反発します。

 

「自衛隊を海外に出すのは反対。戦争で国民が得をすることは何もない。安倍政権は多くの国民が反対している問題でも一方的に進めてくる。今回は共産党とたなべ候補に頑張ってもらいたい」

 

(「しんぶん赤旗」2016年7月5日付けより)